こんにちは。やえがし(@yegs_)です。
突然ですが、「コワーキングスペース」という言葉をご存知ですか。
Google先生に聞くと、このような回答が返ってきました。
独立して働く個人が、机・椅子・ネットワーク設備などの実務環境を共有しながら仕事を行う場所。月極や時間制で借りる形式のものが多いが、利用者同士の積極的な交流や、共働といったコミュニティー形成を促すという点において、従来のレンタルオフィスとは異なる。
つまり共同で仕事をする場所。簡単に言えば、フリースペースみたいなものですね。
このようにイメージしている人も少なくないと思います。ただそんなあなたに朗報です。
なんと滋賀県にも、「コワーキングスペース」というものがあるんですよ。
そして今回は、そんなコワーキングスペース「今プラス」を管理している、中野龍馬さんにインタビューしてきました!
滋賀県で生まれ育ち、サラリーマン時代を経て滋賀県で独立。
その後、経営者となり挑戦を続けてきた中野さんに「滋賀×コワーキングスペース」をテーマに語っていただきました。
Contents
滋賀で育ち、滋賀で起業をした目線から見た滋賀とは?
滋賀を盛り上げる理由はそこに住んでいたから
違うところに住んでいたらそこで頑張っていたと思う。
つまり自分が住んでいる場所を最大限に面白くしてやろうとしている感じですね。
自分から住んでいるフィールドを大きくしたいからそこで色々やるんだけど、そうすると周りから「滋賀への愛がすごいね」って言われるんですよね。(笑)
もし今から沖縄に引っ越したとして、そこから滋賀のために頑張るかと言われたら頑張らないですね。
おそらく沖縄のために頑張ると思う。
滋賀は拠点とするにはめちゃくちゃ良い
高校を卒業したら絶対出たいって思ってました。
でも帰ってからは絶対出たいって気持ちもなくなりましたね。
人も多くないし。何かをしようって人も少ないから何でもし放題だし。海外へ行くにも関空まで2時間近くで行けるし。
何より生活する上でのコストがめちゃくちゃ低い。
違うところに住むというよりは違うところに何回も行くみたいな。そのほうが面白いと思って。
ただ理想は1ヶ月の半分は滋賀にいるけど、もう半分はアフリカにいるみたいな。
滋賀を良くするためにはプレイヤーが必要不可欠
大小関わらず実際に形にできて、新しい価値を作り出せるプレイヤーが多ければ多いほど楽しくなりますね。
やる人の要素は重要だと思います。
具体的にこの要素を持っている人がいい、とかはありますか?
この要素を持っている人は、Uターンした人に多いかな。
そんな人が1万人くらいいたらめっちゃ面白くなると思いますよ。
ぼくの経験では、Uターンした人はその要素を持っている割合が大きい。
それと同じで、田舎では「この人頭の回転すげぇ」「めっちゃキレる」と言われるような人も、東京とか大阪に出ればいっぱいいるじゃないですか。
行動も早いし、やることも大きくできるし。
会社にはもちろん働き手がいますけど、その人たちは会社の慣習とかに従っているうちに勝手に限界を決めてしまう。
ただそんな限界なんて知らない新入りが入ってくることで、そういう限界をぶち壊すみたいな。
きっと誰かやっているんだろうけど、代表例ってまだないですよね。それが滋賀で誕生したら超面白いやんと思って。
そういう要素を持つ人にやえがしさんがなったら、そこからまた派生すると思うし。
コワーキングスペース「今プラス」は情報共有の場
田舎でやるからこそ、希少価値が生まれる
ただそもそも始めようと思ったきっかけはなんですか?
それに元々はここじゃなくて、歩いて40分くらいにある古民家でやってました。
一年前に大学生が歩いてきてくれたんですけど、汗ダクダクでした。
ただそもそも「今プラス」がある場所が、言ってしまえば僻地にありますよね。
一度移すなら他の場所でやろうとは思わなかったんですか。
なぜかというと、移転するときに大きな借り入れをしたんですよ。だからビジネスとしてしっかり成り立たせなきゃいけないじゃないですか。
そこで日本と海外のコワーキングスペースを回ってみようって思ったんですよ。それを半年くらい。
どこでもできるようなお金は借りれたんですけど、田舎でやる方が前例がないなって思ったんですよね。
あとここで僕がやらんかったら誰もやらないと思うんですよね。
仮に都会でやっても田舎でやる人は現れない。
それは田舎でもできると実証されてないから。
でももし田舎でやれば、ぼくの前例があるから次々出て来る。都会でもやりたいと思える人が出てくる。
そもそもコワーキングスペースって、全然認知度なくないですか。(笑)
認知度も低いのに、さらに人が少ないところでやろうとすると。
例えば「今プラス」を使っている人は、他のところはどうなんだろって他のところ行ってみるんですよ。
極端な話、隣にできてもいいと思ってるんですよね。
むしろ使ってくれる人の分母が増えるからめちゃめちゃいい。
「今プラス」ではユーザーをもっと増やしたい
そうすれば使う人が増えるに従って、スペースも広げられるじゃないですか。
てっきり事業を他に色々拡大して行きたいものだと思ってました。
ただ自分がしたい事業をどんどんしていきたい感じですね。
それがかえっていい方向になったりしますよね。
実は地方で新しいチャレンジをし続けている人は結構少ないんですよね。
そうすると周りから「あそこめっちゃうまくいってる」「あの人めっちゃうまくいってる」とか言われる。
そうすると事業はどんどん回る。
特に地方はそういうのがめっちゃ顕著ですね。
「あの、大して儲からないですよ?」って。
ほとんどは「考えます」って返ってきます。(笑)
これからは、滋賀と世界をつなげるビジネスを
「滋賀と世界」というのは、滋賀と世界をつなぐビジネスをやりたいということ。
具体的には来年始まる予定のデジタルノマドが集まる国際交流型のシェアハウス。
そういう場所があれば東京や大阪といった都市圏を飛ばして、滋賀と世界をつなぐビジネスがまず1個できる。
そういうのを10個くらいしたいと思っています。
昔からプログラミングがすごい好きで。
FacebookとかTwitterとかあるじゃないですか。あれってお金かからずに、一人のレベルでできるので。これが35歳くらいまでに。
もうすぐ32歳になるので、あと3年くらいかけてしっかりと自分のビジネスとしてやっていきたいですね。
大学生は、とにかく人に会いに行け
ただとりあえずやってみる前にもやれることはあって。
それは、自分のやりたいと思っていることで上手くいっている人に話を聞きに行くこと。
あと上手くいってない人にも話を聞きに行く。これを合わせて5人くらいに聞いたらいいと思いますね。
ですけどその前に実際にやっている人に話を聞いておいたほうが、最初の方向性が間違った道ではないっていうのも分かるじゃないですか。
この記事を読んでいるのは何かしたいと思っている人が多いと思うので、とりあえず何でもいいからやりたいことを決める。
そしたら上手くいっている人2、3人に、上手くいってない人2、3人に、どうにかして話を聞く。
「大学生です!これからこんなことしようと思っています!」って言ったらみんな厳しめに意見言ってくれると思いますね。
その意見は核心をついている部分があったりするんで、「そうなんですね!」ってひたすら聞いとくといいと思う。
おわりに
「滋賀と世界」をテーマに、日々挑戦を続けている中野さん。
中野さんが思い描く数