こんにちは。やえがし(@yegs_)です。
今日は待ちに待ったイベント「起業・スタートアップの始め方」が行われる日。
しかし午前中は大学の授業。ただそれに集中できないくらい楽しみにしてました。
授業終わりのチャイムが鳴るとすぐに、大阪にある関西大学・梅田キャンパスへ。
今回の「起業・スタートアップの始め方」は以前よりもパワーアップしていましたね。
参加された方は備忘録的に!
参加できなかった方は会場の熱気を感じてください!
CAMPFIREの家入さん(@hbkr)などが登壇された、前回のレポートはこちらから。
Contents
「起業・スタートアップの始め方」とは?
そう思ってる方も少なくないと思うので、簡単に説明しておきます。
「起業・スタートアップの始め方」は、「スタートアップ関西」というコミュニティが中心となって立ち上げたイベントらしい。
このイベントの目的は、関西の学生が起業やスタートアップに興味を持ってもらうこと。
ただそれで終わらずに、みんなで「スタートアップ関西」を盛り上げていこうという気概がビンビンに感じられました。
ぼくはブロガーなので、起業やスタートアップに強い関心があるわけではありません。
そんなぼくでも、登壇者のお話を聞いていくうちに熱く燃え上がるものがありました。
「起業・スタートアップの始め方」を一言で表すと、何かを成し遂げたい学生の背中を押してくれるイベント。それに尽きると思います。
後発参入における、C向けアプリ/マッチングサービス事業の作り方
登壇者紹介
ゲスト:マッチングエージェント 代表取締役社長 合田武広氏
2011年、大学院在学中にアプリ開発コンテストで優勝。同年、サイバーエージェントの内定者でありながら株式会社フェイスマッチを設立し、大学院を中退。その後、同社は2012年にサイバーエージェントの子会社となり、マッチングサービス「Pitapat」をリリース。公開3日で10万ダウンロードを記録したが、収益化に苦戦しサービスをクローズ。その後、別サービスの立ち上げを経て、2013年、株式会社マッチングエージェントを設立、代表取締役社長に就任。会員数は350万人、累計マッチング数は1億組を誇るマッチングサービス「タップル誕生」を運営。
環境:なぜ、サイバーエージェント?
Q.なぜ、起業したかったのか?
A.合田さん「人の生活に関わるプロダクトがやりたかったから」#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q.実際やってみてどうだったのか?
A.合田さん「辛かった。挫折した。けど達成感も半端なかった。」#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q.いつからやるのがベストなのか?
A.合田さん「学生は時間があるからやったほうがいい。辛いことをするからこそ、人は成長するから早いうちに。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. 最初に立ち上げた事業の成功確率は何%か?
A. 合田さん「最初はほぼ0%。それからいかに行動を続けるかが重要。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. なぜサイバーエージェントに入社したのか?
A. 合田さん「サイバーエージェントには新規事業をやるための環境が充実していたから。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
起業:後発で新規市場に参入する際の考え方
Q. 後発参入で勝つためにはどうすれば良いか?
A. 合田さん「敵を知り弱点をつく。そもそも戦うべきか?誰が強いのか?なんで強いのか?弱点はどこか?をしっかり考える。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
プロダクト:ToCサービスを作る上で大事なこと
Q. ToCサービスを作る上で大事なことは何か?
A. 合田さん「誰の、どういう欲求を、どうやって叶えてあげるのかが重要。ナマナマしさが強度を生む。たとえば、渋谷のベンチャーに勤める女性をターゲットにしてランチでも夜でも使えるラーメン屋、のようにペルソナを具体的に。」#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. ナマナマしさを生むにはどうすれば良いか?
A. 合田さん「自分がターゲットもしくはターゲットの気持ちの妄想をする。絶対にハマる3人がすぐに頭に浮かぶかどうか。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
グロース:サービスを成長させるための考え方
自走するグロースモデル
・プラットフォームの思想を理解する
・サービスループにグロース設計を含める
・一つのチャネルに依存しない
×
お金を使ったプロモーション
・「仮説→施策→分析」のサイクルをいかに早く回すか
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. 一番大切なことは何か?
A. 合田さん「一番大切なのは今すぐ行動すること。スタートアップで働く、ビジコンに出る、サービスを作る、仲間を募集する、サイバーの面接を受けるなど。」 #スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
投資家、起業家から見た起業・スタートアップの始め方
登壇者紹介
ゲスト:マネックスベンチャーズ 代表取締役 和田誠一郎氏
大学卒業後、新卒採用特化のコンサルティングベンチャーに入社後、株式会社ゲームズアリーナ(現株式会社ドワンゴ)にて子会社上場準備や新規事業立案に携わった後、マネックスグループ株式会社入社。 主に新規事業立案、グループ戦略企画に加え、マネックスグループのCVCであるマネックスベンチャーズ株式会社にて投資業務に従事。
ゲスト:Stockclip 代表取締役CEO 野添雄介氏
2014年東京大学卒業後、大手上場IT企業にエンジニアとして入社。 その後、アメリカ、日本の2拠点で金融業界向けサービスを展開するスタートアップのCTOを務める。 2017年7月に企業業績に関する情報サービス「Stockclip」を運営するためStockclip株式会社を設立。
モデレーター:THESEED 代表 廣澤太紀氏
2015年にEast Venturesに参画後、Skyland Venturesへ出向。2社VCを兼務し、「HiveShibuya」の立ち上げを担当。 2017年から、投資先複数社にて新規事業のリリース・アプリマーケティングを担当しながら、East Ventures投資先にて、社外取締役としてファイナンス業務を担当。 2018年9月 シードVCファンド「THE SEED」を設立
質疑応答
Q. タップル誕生が一番伸びた時期はいつか?
A. 合田さん「一番最初。ペアーズなど大きいところがやらないところに手を出したから。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. タップル誕生というプロダクトはどのように始まったのか?
合田さん「日本人はシンプルじゃないものが好き。女性にデートに誘う時に、「週末デートに行かない?」とは誘わずに、「たまたまチケットを持ってるんだけど行かない?」と誘う。だからそんな言い訳に答えた。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. エンジニアが経営者になった時のあるあるはありますか?
野添さん
「エンジニアとの頭の使い方を切り替えるのが大変。」合田さん
「ものづくりに満足してしまう。やるべきことが見失いがち。ただエンジニアの人はマネジメントしやすい。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. 投資するときの基準はあるのか?
和田さん
「壁を乗り越えるのは人の胆力。いくら事業内容とか事業センスが良くても、人が良くなければ投資しない。割合でいうと、ほとんどが人ベース。表現として、事業計画はそこまで重要じゃない。ただそこまでの論理性は重要。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. エンジニアであるのに、なぜ自分で手を動かさずに資金調達を募るのか?
野添さん
「経済的な理由もあったのと、自分で発破をかける意味で。」
合田さん
「事業アイデアだけでも資金調達はできるから。ただ最初に資金調達するとハングリーさがなくなってしまう。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. タップル誕生のユーザー満足度はどう出しているのか?
合田さん
「継続率で出している。やってくれてるのかそうじゃないかのどうか。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. 自分のスキルを伸ばしてからアイデアを出すのか、未熟でもアイデアを出したら突っ走るのかどっちが良いのか。
廣澤さん
「イケてる社長のもとで、一年くらいマンツーマンで働くといい。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. 学生時代に学んで良かったことなどありますか?
野添さん
「一番はプログラミングですね。あとは友だちを作ること。最初の社員は友だちだったりするので。あとは人が集まればアイデアも煮詰まっていくから。」
廣澤さん
「右隣や左隣の人とフェイスブックとか交換しよ。」— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
廣澤さん
「目の前の登壇者なんかより、右隣や左隣の人と仲良くしとけ。」
#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. 将来は株式投資家になりたいです。成長ベンチャー株を買う時のポイントはありますか?
和田さん
「それは専門外。ただ未上場株の世界だったら、タイミングはめちゃくちゃ重要。うまくマッチングすればめちゃくちゃ跳ねる。」#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. VCのそもそものビジネスモデルを教えてください
和田さん
「二つあります。一つは投資家から預かっているお金をバリューアップさせて、そのうちの何割かをもらうこと。もう一つは廣澤さん(@HirozawaDaiki)などのように管理報酬をもらうこと。」#スタートアップ関西— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
Q. かっこいい締めの言葉をください。
合田さん
「とにかく行動しよう。プログラミングでもなんでもいいから。」
野添さん
「今しかできないことをやろう。今なら失敗しても何とかなるから。」
和田さん
「誰もやってないことをやろう。新しいことじゃなくても良いから。」— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
おわりに
うらやましい図 #スタートアップ関西 pic.twitter.com/DrZ8A8Y506
— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
うらやましい図パート2 #スタートアップ関西 pic.twitter.com/62m7eyW0aS
— ブロガーやえがし (@yegs_) 2018年11月8日
イベントの最後には、プレゼント大会が行われました。
ただ自分は惜しくも落選。悔しい。悔しい。欲しかった。
ただそれより、イベントに参加していた志高い学生と知り合えたのは何よりも収穫。
この場での出会いがこれからの成長に繋がることを期待して、本稿を締めたいと思います。
本当に参加して良かったです。
CAMPFIREの家入さん(@hbkr)などが登壇された、前回のレポートはこちらから。